海外研修

地球の未来のための問題解決プロジェクト

世界に学び、世界と学び、世界で学ぶ。
多彩な海外研修プログラムのもと、さまざまな発見と感動に満ちあふれた体験を通じて可能性を広げます。

Global Project【対象:高校2年生(全員)】

国連が定めたSDGsの17目標の中からそれぞれの国や地域が直面する課題を学び、その解決に貢献するための取り組みを目指すプロジェクトです。2023年はスリランカ、九州、沖縄、静岡、長野(白馬)の5か所で行いました。さまざまな発見や矛盾に取り組んだ経験を通じて、生徒たちは大きく成長しました。

2023年度プログラム

スリランカ ホームステイや現地校の訪問を通じて、現地の人との交流や日本の文化の紹介を行う。現地の産業をサポートするNPOと協力し、事前トレーニングを経て、カバン作成補助等のボランティア活動を行う。
九州 「長崎を中心とした北九州の歴史と今」をテーマとして掲げ、長崎県を中心とし佐賀県・福岡県の様々な歴史ある場所を訪問する。幅広く多様な施設や現地を体感することを通して、すべての事象には必ず歴史が付随してくるのだと “ものごとを俯瞰的視点で捉えられる” 契機とする。
沖縄 「ビーチクリーン」「マリン体験」「伝統・文化学習+体験」「自然・環境学習+体験」「歴史・平和学習+体験」「民泊」を実施し、沖縄の自然や文化、歴史や現在抱えている問題を学び、感じて、「沖縄」についての理解を深める。
静岡 SDGsの9産業と技術革新の基盤を作ろう、11住み続けられるまちづくりを、14海の豊かさを守ろう、15陸の豊かさも守ろう、の4分野を視野に入れ、大河ドラマや静岡の産業、楽しめる場所などを巡る観光コースを組み、実際に見た上で旅行者に提案発表を行う。
長野(白馬) 現地の方々(白馬村役場・八方尾根開発・インストラクターの方々など)との交流や、雪国での自然体験を経て、自分が住んでいる地域との違いや各自で何ができるかを考える。

2022年度プログラム

パース 世界の「水」問題についてがテーマ。水不足が深刻であるオーストラリアの実態を身をもって体験し、その問題解決へのアイディアや比較的豊富な日本との違いなど、生きていくために必要な「水」について調査を行い、現地の方に聞いてもらう。
熱海 コロナ禍による不況や、令和3年7月の伊豆山地区の土石流災害によってダメージを受けた熱海ですが、そこから立て直しのためにどのような取り組みが行われたのかを調査し、更に高校生目線から観光客の取り戻しに貢献できるようなPR方法について模索しました。
熊本・鹿児島 熊本震災からの復興の現状、公害の原点水俣病が発生した水俣市の現在について、現地の方々からの対面での話を聞くことをメインにして、その現状を体感する。
沖縄 海洋・生態系がテーマ。沖縄の海「辺土名」でのビーチクリーン、希少な固有種が生息する世界自然遺産「やんばる」での民泊等、沖縄ならではの自然や風土に触れる体験を通して、生徒それぞれが地球環境とのかかわり方を考え、行動するための契機とする。

2019年度プログラム

アメリカ シリコンバレーでPlug&PlayやHONDA、AMDを訪問し、最先端の技術やスタートアップのエコシステムについて学んだ。UCバークレーの大学生との交流や、社会人フォーラムを通じ、日米考え方や働き方の違いについても学んだ。
カンボジア プノンペンのキリロム工科大学で、大学生と英語でやりとりしながらSDGs17の解決策を探り動画制作を行った。シェムリアップでは、世界遺産アンコールワットでカンボジアの歴史を学び、IKTT伝統の森で持続可能な村作りについて学んだ。
タイ 子どもの村学園で子ども達と草木染めや木工づくりなどの職業体験や交流会、ゲームやスポーツなどさまざまな形で触れ合った。事前学習をふまえ、夢工祭で行ったファンドレイジング活動による寄付やプレゼントの贈呈も行った。
沖縄 カヤックやトレッキングを行いながら沖縄の自然に触れ、現地で見た生き物や植物が生存していくための環境づくりや、実践できることについて検討した。また戦時中の様子や当時の同年代の子どもたちの生活を知り、平和について考えた。

中学3年夏期海外研修

中学3年次に2~3週間の海外異文化体験研修を原則全員参加で行います。先進クラスではホームステイをしながら現地の学校に通い、英語のレッスンを受けたり、現地校の授業に参加したり、貴重な時間を過ごします。文化や生活様式の違い、人間関係の在り方など、実に多くのことを肌で感じる機会となっています。
インターナショナルクラスでは英語イマージョン教育で学んだ成果を発揮するプログラムを展開します。

2023年度

■先進クラス
  • 研修地:オーストラリア 
  • 期間:2週間
■インターナショナルクラス
  • 研修地:シンガポール
  • 期間:2週間

3か月留学 【対象:高校1・2年生(希望者)、期間:3か月】

高校1・2年生の希望者を対象に、3か月間の短期海外留学を行っています。2022年度はオーストラリアのゴールドコーストやアデレードで実施しました。5日間の語学研修を受けたあと、ホームステイをしながら提携校の授業に参加し、新しい経験に満ちた日々を過ごします。参加者には東京都から補助金が支給され、留学の後押しになっています。(補助金は55万円※2022年度実績)

短期海外研修 【対象:中学1・2年生 高校1・2・3年生(希望者)、期間:10日間~2週間程度】

今までにマルタ島やフィリピンセブ島での短期研修を夏休みに行ってきました。滞在先によってプログラムは異なりますが、語学学校で英語の集中プログラムを受講するほか、文化体験やビーチアクティビティを行うなど貴重な体験を満喫します。世界中から集まる同世代の友達もでき、刺激的な毎日を過ごします。

MoG(MissionontheGround)【対象:高校生(原則)】

実践型プロジェクトを通じ、社会が抱える問題の解決に挑みます。
アジア新興諸国をはじめ世界各地で、人々の自立支援を行っている社会起業家に協力して、彼らが抱えている経営課題の解決に挑む実践型の教育プロジェクトをMoGと呼んでいます。出発前に学校で事前トレーニングを実施し、講義やワークショップを通して、グローバル時代の活躍に不可欠な「思考力」や「アイデアを形にして実行する力」を総合的に身につけていきます。現地では、「提案」のみの机上のコンサルティングにとどまらず、日々試行錯誤を繰り返しながら事業のブラッシュアップを図ります。現地のニーズを肌で感じながら、最終的なプランを提案。持続可能なビジネスプランの完成を目指します。

2023年12月 バングラディシュ

バングラデシュにあるストリートチルドレンの施設、エクマットラアカデミーにてDiG (Development In the Ground)を実施しました。これは、現地で問題を発見、分析し、解決策を実践するプロジェクトです。ストリートチルドレンの暮らすダッカの路上とスラムを訪問後、彼らの寄宿施設で後半は共に過ごしました。生徒たちは施設で暮らす元ストリートチルドレンと積極的に交流し、アカデミーの現状改善のために、ごみ収集、すのこ、目安箱、卵のからによる白線づくりを考案しました。

2022年12月  インドネシア・バリ島

「Gumitri(有機農業の発展を目指す若手起業家)」および「PKP Community Cetre(離婚を経験した女性の自立支援を行う団体)」の問題解決に挑んだ。

2019年12月 カンボジア

裏通りで売り上げに悩む店舗の女性起業家と協働し、売り上げの改善に取り組んだ。市場調査を行う試行錯誤を繰り返しながら商品開発を行い、起業家は生徒たちの提案をすべて採用。「世界を変えに行く」という信念が強力なエンジンとなった。 

2019年8月 鳥取・大山

地元特産品のジビエ料理の開発に取り組み、キーマカレーを仕上げるまで日々試行錯誤を繰り返した。

2019年3月 ベトナム

少数民族が運営するホームステイビジネスを持続可能にするブログラムに取り組んだ。 

2018年3月 カンボジア

天然素材雑貨メーカーの商品開発を通じ、農村女性の“働く”を支援するプロジェクトに挑戦した。

2017年3月 フィリピン

新しいオーガニック商品を開発し、原材料生産者の収入を向上させるプログラムに挑んだ。 

2015年12月 インドネシア

ゴミ問題の解決に挑み、コンポストやバスケットゴール型のごみ箱を制作し、現地の人に啓蒙活動も行った。