工学院大学附属中学校・高等学校

校長からのメッセージ

進化する21世紀型教育

21世紀型教育 = Global Education 3.0
変容するグローバル社会で活躍できる若者に

工学院大学附属中学校・高等学校 校長 平方 邦行

工学院大学附属中学校・高等学校では、2013年度から「21世紀型教育」の創造的改革に着手してきました。従来の「20世紀型教育」は学力を強化し、偏差値の階層構造の上だけを目指す知識偏重、いうなれば高学歴主義の教育でした。対して「21世紀型教育」の意義は、この階層構造を突き抜けるグローバル教育を模索し推進するところにあります。現在、「20世紀型教育」と「21世紀型教育」のせめぎ合いが続いていますが、変容する未来社会を考えれば、自ずと必要な教育の姿がみえてくる筈であると確信いたします。

20世紀における日本の高度経済成長は社会の安定と信頼性をもたらしましたし、それは「日本的経営」に負うところが大きい、というのも確かでしょう。ですから、“Japan as Number One“〈Ezra F. Vogel著1979年〉と評価されてきたわけです。特に生産性の向上は日本経済に多大な利益をもたらしました。しかし、後に日本経済はバブル化し、このような状況は長くは続きませんでした。

ほぼ時を一にした1989年のベルリンの壁崩壊は東西の冷戦終焉の象徴として、世界は大きく舵を切ります。2005年にはThomas Friedman著「フラット化する世界」が世界でベストセラーとなってGlobalizationが地球的広がりになったのです。

最早、グローバル資本主義社会では「既知」や「過去の経験」だけで、未来社会に山積するであろう諸問題を解決することはできません。急速に進んだグローバリゼーションは時の経過とともに大きく変化し、着実に未来は「変容するグローバル社会」へ変貌を続けています。そのような未来社会で活躍できるのはCreative Classの若者に他なりません。そして“Global Education 3.0”(=21世紀型教育)こそが、Creative Classの若者を育てることができるのです。本校の学びは、ここにあります。