校長からのメッセージ

工学院がめざす先進的教育 K-STEAM

工学院大学附属中学校・高等学校 校長 中野 由章
本校では、ICT教育には特に力を入れてきました。その成果の一端として、2020年度のコロナ禍においても、生徒のみなさんの学びを止めることなく、円滑にリモート授業を実施できました。また、生徒が常に魅力ある探究的な最先端の学びに取り組めるよう、その環境づくりに尽力してきました。この最先端の学びとは、学際的・複合的な学問分野や、新たな学問領域に即したものであり、これにより、生徒たちがSDGsの実現やSociety 5.0の到来に伴う諸課題に対応できるようになるための教育が可能となっています。そのためのパートナーとして、国内外の高等教育機関や国際機関、国の機関、研究機関、地元八王子市、企業・経済団体等の関係機関との連携や協働を進めています。これらの取り組みは、ICT教育に力を入れている学校で第1位、グローバル教育や理数教育でもベスト10にランキングされるなど、外部からも高い評価をいただいています。*

さらに、2021年度からは、他校では決してできないような、特徴を持つ学びであるK-STEAMを推進します。このK-STEAMとは「グローバル・リベラルアーツと数理情報工学を融合した、工学院らしい先進的教育」のことです。そのために、Make R∞mやFabスペースといった、創造的な学びの環境をより一層充実させます。また、工学院大学八王子キャンパスに隣接しているメリットを最大限に活かし、大学の施設・設備の利用にとどまらず、総合的・包括的に大学と連携して、さまざまな教育活動を展開してまいります。

本校の校訓は、「挑戦・創造・貢献」です。すなわち、自ら考えて失敗を恐れず積極的に挑戦し、仲間と連携して新しい価値を創造し、人間性豊かな社会の構築へ主体的に貢献することをめざしています。これは、生徒のみなさんに限らず、我々教職員も同様です。常に、教育内容の改善に努め、生徒のみなさんの成長をしっかりサポートすることをお約束し、次のように宣言します。
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