Kogakuin IBL(探究学習)
「問い」から始まり、「実践」で深まる、本質的な学び
興味関心を「深める力」— プロジェクトベースで進む、探究学習のプロセス —
本校の探究(IBL = Inquiry-Based Learning)は、生徒一人ひとりが自分の興味関心から問いを立て、それを深く探る学びです。
教科の枠を超え、実験やフィールドワーク、ディスカッションやICTツールを活用した調査を通して、自ら課題を設定し、仮説を立て、検証するプロセスを重視しています。
この一連の学びにおいて、生徒は以下のような力を育てていきます
- 論理的思考力と創造的な問題解決力
- 自ら問いを立てる探究力と調査力
- 社会課題に向き合う責任ある姿勢
教員は、各生徒の探究テーマに居合い、専門的な知見やリサーチ手法の指導を行いながら、単なる知識の習得にとどまらない“学びの深まり”を支援します。

共に学び、共に高め合う
— 協助を通じて育まれる、共感力とチームワーク —
探究の多くの場面では、生徒同士のグループ学習や協助プロジェクトが行われます。
異なる視点を持つ仲間とのディスカッションや共同調査は、新たな問いを生み出し、思考を深める原動力となります。
- チームでの調査・分担とまとめ
- 意見を伝え合い、尊重し合うディベートと協助
- 結果のプレゼンテーションと振り返り
このような協助型の探究では、共感的なコミュニケーション能力やリーダーシップ、柔軟な役割対応力が自然と養われます。
それは、未来の社会で求められる「ともに価値を創る力」の土台となります。

探究の実際:段階的に深まるステージ構成
探究は、中学から高校まで体系的に積み重ねていくプログラムとして設計されています。段階ごとにテーマが変化し、より深い自己理解と社会理解へとつながります。
学年 | 探究内容 |
中学1年 | ▶「探究教室」地域を歩き、身近な問いを見つけるフィールド型探究 ・「探究教室@八王子」(2025年.6月) |
中学2年 |
▶「プロジェクトツアー」(国内)を通じた体験型テーマ探究 |
中学3年 |
▶「海外異文化体験研修」(国外)に基づくグローバル探究 |
高校1年 |
▶社会に触れ自分の視座を持つ「探究フィールドワーク」(国内) |
高校1年~2年生 |
▶「探究論文」:自身のテーマを論理的に構築 、発表 |
高校2年 |
▶「グローバルプロジェクト」:(国内外)社会課題にグループで挑む |

探究を通じて育つ「未来を動かす力」
IBLは、知識を得るだけでなく、「それをどう使い、誰のために役立てるか」を考える力を育てます。“問い”から始まり、自分自身が学びの主語となる探究は、社会を見るまなざしと行動する意志へとつながります。
生徒たちは、ボランティアや地域連携などの社会活動を通じて、学びを実践につなげています。こうしたアウトプットを通じて、学びの意味を深く実感しています。
▶社会活動・ボランティアなどの実例


