KGI教育(Kogakuin Global & ICT/IBL)
世界とつながり、問いから学び、行動する力を育てる
これからの社会を生き抜くために必要なのは、知識だけではありません。自ら問いを立て、考え、他者と協働しながら行動できる力。それは、未来を形づくるために不可欠な“実践知”です。
本校では、「KGI教育(Kogakuin Global & ICT・IBL)」を教育の柱として据えています。
この教育は、グローバルな感性、ICTリテラシー、そして探究的な学びの姿勢という3つの要素を融合させた未来志向の学びの形です。3領域はそれぞれ独立して展開されながらも、相互に関係し合い、生徒の可能性を最大限に引き出します。

Kogakuin Global
世界と実践的につながるグローバル教育
国際社会で活躍するためには、単なる語学力だけでなく、異文化理解や課題解決力、共感的コミュニケーション力が求められます。本校では、Round Square加盟校として、世界中の仲間と協働する多くの機会を設けています。世界を舞台とした多様な体験を通じて、世界を“知る”だけでなく、“関わる”姿勢を育みます。
主な取り組み:
・Round Square International Conference(国際会議)への参加
・海外研修や国際交流
・英語でのプレゼンテーションや探究発信
・文化や価値観の多様性を体験する機会


Kogakuin ICT
学びを支える道具としてのICT活用
本校は、Microsoft Showcase Schoolとして、ICTを単なる技術教育ではなく、日常の学びを支える基盤として位置づけています。1人1台端末体制を導入し、すべての授業や探究活動にICTを活用。生徒は情報を受け取る側から、選び、整理し、発信する側へと進化します。
・各自タブレットPCの使用(中1〜高3)・Wifi環境の整備・Teams、OneNote、Google Classroom等を活用したクラウド型学習
・生成AIを活用したリテラシー教育や思考力育成の試行的導入
・データ共有・レポート作成・共同編集による学びの深化
・緊急時・遠隔対応を想定したオンライン学習の訓練

Kogakuin IBL(Inquiry-Based Learning)
「問い」から始まる本質的な学び(探究)
IBLとは、与えられた課題ではなく、生徒自身の問いを起点とする学びのスタイルです。探究を通じて、自分の関心を深掘りし、他者と協働しながら仮説を立て、調査し、成果を発信していきます。
探究のステージ:中学〜高校:段階的に発展する横断的なテーマ学習
・中学1年 探究プロジェクト(東京近郊)
・中学2年 プロジェクトツアー(国内)
・中学3年 海外異文化体験研修(国外)
・高校1年~高校2年 探究論文
・高校2年 社会課題に挑む「グローバルプロジェクト」(国内・国外 選択制)
・教科横断的な探究テーマ設計
・発表・展示など多様なアウトプット
・企業・大学・地域との連携による実社会とつながる学び


KGI教育が育む力
KGI教育は、世界を理解し、テクノロジーを使いこなし、問いから出発する学びを通じて、生徒の中に次のような力を育てます:
・他者と共創するためのグローバル・マインド
・情報を活用し、自分の意見を発信するスキル
・自らの問いに責任をもち、粘り強く学びを深める力
これらの力は、大学進学や就職といった将来の目標にとどまらず、人生を通じて学び続ける姿勢を支える礎となります。
学校での学びを、社会とつなげていく。教室の外にも広がる問いと向き合うことで、学びは現実と接続し、生きた力となります。
KGI教育を通して、生徒たちは未来を“待つ”のではなく、“動かす”存在として歩み始めます。

