高校
2026/07/03
高校1年生「探究フィールドワーク」 社会の現場で、問いを育てる
高校1年生は6月17日、探究活動の一環として「探究フィールドワーク」を実施しました。
社会の第一線で活動する方々や現場を訪ね、自分の目と耳で一次情報に触れることをねらいとした今回のプログラムでは、事前レクチャーでテーマの背景を学んだ生徒たちは、それぞれの関心に応じた5か所のフィールドへ向かいました。
5つのグループは、異なるテーマに触れながら、社会の仕組みや人々の営みを多面的に見つめます。
▸「ボーダレスハウス」(多文化共生)
▸「銀座・有楽町」(都市&空間)
▸Tokyo Innovation Base(イノベーション)
▸増上寺(文化継承)
▸NTT e-City Lab(先端技術)
高校での探究は、社会を知ることだけで終わるものではありません。今回、生徒たちは社会の第一線で働く方々のもとを訪れ、その人自身の言葉や、仕事の現場に触れました。インターネットや書籍だけでは得られない一次情報に出会うことで、社会で起きていることを、自分の関心や将来と結びつけて考えていきます。
どこか遠い世界の話に感じる「社会課題」。しかし、働く場を訪ね、そこで生きる人の思いや判断に触れることは、社会を自分ごととして捉える入口になります。生徒たちは、現場で得た気づきを手がかりに、「自分は何にひかれるのか」「どのような問いをもち、社会と関わっていくのか」を考え始めました。
本校では、探究・ICT・グローバルな視点を往還させながら、学びを段階的に深めていきます。高校1年生では、東京という身近でありながら多面的な社会をフィールドに、さまざまな人や価値観、専門性に出会います。各フィールドで得た情報を記録し、仲間と共有し、考えを深めることで、個人探究を受け身の学びから、自ら問いをもち行動する学びへと高めていきます。
今回のフィールドワークは、高校での探究を社会へとひらく第一歩です。東京での5つのフィールドで培った、社会を多面的に捉え、自ら問いを立てる姿勢を土台に、探究論文では一人ひとりが関心に応じたテーマに取り組みます。その学びは、高校2年生で国内外へと舞台を広げるGlobal Project(先進文理・文理コース)/Mission on the Ground(インターナショナルコース)へと接続します。
当日の活動の様子は、各フィールドの担当教員がブログで紹介しています。
生徒たちが現場で得た気づきや、そこから広がる思考をお目通しいただければ幸いです。
■訪問先(5か所)
外国人と日本人の若者がともに暮らす国際交流シェアハウスを訪れ、多様な文化や価値観を尊重しながら生活するコミュニティについて学びました。事業の背景や住空間の工夫に触れた後は、違いを壁にせず、ともに生きる社会のために自分たちにできることをグループで考えました。(ボーダレスハウス公式ウェブサイト)
東京国際フォーラムを起点に、銀座・有楽町の建築や都市空間を歩いて読み解きました。ガラスや石材、光、構造、素材、街との関係などに目を向けながら、建物が機能性だけでなく、ブランドや地域の文化、都市景観を表現していることを読み解きました。見慣れた街並みを、建築・デザイン・工学の視点から捉え直す時間となりました。(2.5 architects 公式ウェブサイト)
■Tokyo Innovation Base(イノベーション)←ブログはこちらから
東京のスタートアップ支援拠点・Tokyo Innovation Base(TiB)を訪れ、起業家やその挑戦を支える企業・大学・仲間が集う場に触れました。各ブースで活動について話を聞き、増原祐之さんの講話を通して、身近な困りごとや実現したいことを行動につなげる、起業という選択肢について考えました。(Tokyo Innovation base 公式ウェブサイト)
「あなたにとってのお寺とは?」をテーマに、僧侶の堀江利昌さんの案内で増上寺を巡りました。境内を歩き、歴史や地域との関わりに触れた後は、グループで気づきや疑問を共有。堀江さんとの対話を通して、寺院をより身近な存在として見つめ直しました。(増上寺 公式ウェブサイト)
■NTT e-City Labo(先端技術)←ブログはこちらから
AIやIoT、ローカル5Gなどの先端技術に触れながら、農業・防災・医療・交通・教育といった幅広い分野で、技術が地域や暮らしの課題にどう生かされているかを学びました。見学後はデータサイエンスの講義を受け、課題の発見からデータ収集・分析、解決策の検討へと進む考え方にも取り組みました。(NTT e-City Labo公式ウェブサイト)
