屋内練習場

「工学院大学附属中学校・高等学校屋内練習場」は、2020年度に新設された野球をはじめとした、多目的な運動、競技での利用が可能な半屋内練習場です。
本施設は校友・卒業生の寄附により完成しました。

7月15日に行われた落成式では、卒業生代表と設計者から挨拶があり、記念品が手渡されました。
練習場では、野球部の皆さんの公式戦に向けた練習がスタートしました。

木製フレームが印象的な半屋内空間

約70本の連続した木製門型フレームで形成された、シンプルでありながら印象的な建物です。壁が無いセミオープン空間で、グラウンドで練習するメンバーと分断されることなく、周囲からの練習・フォーム確認が可能です。

3組同時投球、雨天時も練習が可能に。

全面に人工芝完備、全長 幅約5m×長さ約61mの空間では、3組が同時に投球ができる仕様です。
本施設では、雨天時の投球、バッティング練習も可能となりました。

関係者からのコメント

田野邉 幸裕 氏(一般社団法人工学院大学校友会 会長)
校友は、常日頃、選手の皆さんの「走行守」に亘る活躍に興奮しています。この度、興奮を頂いているお礼として、屋内練習場を寄贈させて頂きました。コロナウイルスの影響で、生徒の皆さんも大変な時間をお過ごしのことと思います。勉学と野球の両立を目指し練習が計画通り進み、充実した中学・高校生活に、お役に立つことを願っております。

設計者のコメント

樫原 徹 氏(工学院大学建築学部建築デザイン学科 准教授)
この屋内練習場は、かすみ学園通りを挟んで、大学の八王子キャンパスと中高敷地が向かい合う場所です。背の高い建物ですと、両者を隔てる壁のようになってしまいますので、一体感を持てるように気を配りました。柱の連なりと、練習場内が見える仕様も、工夫の一つです。
スポーツをする姿は、見る人に感動や勇気といったプラスの感情を湧き起こします。コロナウイルスの影響で、気持ちが沈みがちですが、みなさんの練習風景で、中高、大学はもちろん、道行く近隣の方々にも、はつらつとした練習風景から元気を届けてください。

屋内練習場ができるまで