共通

2024/01/15

「伊藤園 第三十四回 お~いお茶 新俳句大賞」にて入賞

今年で34回を迎えた伊藤園の「お~いお茶 新俳句大賞」に、今年は本校から中学校・高等学校あわせて6名が受賞を果たしました。
浅井慎平さんや夏井いつきさん、宮部みゆきさん、いとうせいこうさん、金田一秀穂さんらが審査員に名を連ねる今回のコンテストの今回の応募総数は192万1,404句。そのうち入賞・入選は7,000句となっています。

★佳作特別賞
中学2年 藤原琉聖さん「深雪晴幻想的な白川郷」
佳作 中学2年生「かんげいこかじかむ指でえりつかむ」
佳作 高校1年生「流木は島の子の椅子冬帽子」
佳作 高校1年生「短日や山の手線の改装工事」
佳作 高校3年生「風が吹く財布の中は冬の空」
佳作 高校3年生「雪景色儚く散った片思い」

本校の入賞者6名のうち、佳作特別賞 中学2年生 藤原琉聖さんの作品「深雪晴幻想的な白川郷」は、お~いお茶のペットボトルに俳句がプリントされて販売されることが決定しています。手に持つペットボトルは、一般で市販されるものとは異なり、伊藤園から贈られたお祝いのお茶だそう。お名前や受賞名と共に“おめでとうございます“がプリントされています。

「深雪晴」の句は、藤原さんの心に残る美しい瞬間から生まれました。
きっかけは、旅行で訪れた白川郷での絶景と、おじい様から学んだ「深雪晴」という言葉。晴天に包まれた雪景色が放つまばゆい光に心を打たれ、俳句として詠まれることとなったものです。
「深雪晴」は何日もの降雪の後、雲ひとつない晴天に恵まれて雪に反射した美しい光景を指す言葉で、自然の美しさと恵まれた瞬間に感謝する心を象徴しています。
藤原さんの俳句、「深雪晴幻想的な白川郷」は、彼の心が白川郷の雪景色とおじい様からの言葉の贈り物によって繋がり、深い感謝と美しさが共鳴する瞬間を表現しているように感じます。

 藤原さんをはじめ、今回の入選・入賞の皆さま、感動や想いを言葉にする経験を生かして更なる創造を生み出してください。このたびはおめでとうございます。

※同コンテストには、次回三十五回も全校を挙げて参加の予定です。

お~いお茶 新俳句大賞については下記の第三十五回をご参照ください
https://itoen-shinhaiku.jp/