高校

2023/11/02

[スペイン慶長プロジェクト] 400年前のスペイン史から日本を再発見

高校2年生5名と中川千穂先生は「スペイン慶長プロジェクト」と題し、スペイン南部アンダルシア地方、コルドバ(※1)のIES Medina Azahara(※2)との協働プロジェクトで、400年以上前、日本からセビリア(※3)に渡った日本人たちの慶長年間の歴史を辿り、「ハポン(日本)苗字」を持つ方々の村を訪ねるなど、歴史上の両国の親善について考察しています。
両校の生徒は遠藤周作の「沈黙」を読むなど、半年前から学びを重ねて今回の渡西に至っています。
現地のスペインの生徒と一緒にプロジェクトとしてフィールドトリップ。
ホームスティで滞在中の生徒たちは、現地のメディアに取り上げられました。

・セビリア市の公式ウェブサイトに掲載されました。
https://icas.sevilla.org/noticias/japon-en-el-archivo-municipal-de-sevilla
・コルドバの地元紙に掲載されました。
La Embajada Keicho que llegó a España en el siglo XVII también pasó por Córdoba (eldiadecordoba.es)
 ・コルドバの地元紙に掲載されました。
El IES Medina Azahara replica la ruta que conectó Japón y Europa - Diario Córdoba (diariocordoba.com)

日々の活動の様子は中川先生のブログ記事をご覧ください。

記事タイトル: ■Day1 スペイン、コルドバ慶長プロジェクト
       「現地到着、サプライズでスペインリーグ3部コルドバFCのサッカー試合観戦も」
記事タイトル:■Day2 スペイン、コルドバ慶長プロジェクト
       「伊達政宗の書簡を歴史資料研究所で見たり、当時日本人を受け入れた貴族に当時と
       同様に手紙を渡したり、現代に生きる両国の生徒が一緒に歴史について考え、互いの
       文化を学ぶ感慨深い1日でした」
記事タイトル:■Day3 スペイン、コルドバ慶長プロジェクト
       「コルドバのモスクを訪問しました。ユダヤ教、イスラム教、キリスト教が一つの
       教会に仲良くあるのが特徴です。寛容な文化を感じました。生徒は仲良くなり、
       コルドバの小道にて仲良く背の順に写真撮影。ハンカチ通りと呼ばれるハンカチ
       の横幅しかない狭い通りです」
記事タイトル:■Day4 スペイン、コルドバ慶長プロジェクト
       「本日は聖人の祝日。11月上旬限定というガチャスを食べました。コルドバ市内は
       聖人像の行列が。互いの文化の接点を探し続けます。」
記事タイトル:■Day5 スペイン、コルドバ慶長プロジェクト
       「正面にフランシスコザビエル像がある教会で、神父様がザビエル日本訪問の軌跡
       について話をして下さいました。生徒たちはザビエルの手紙を交互に読み、当時を
       しのびました。
記事タイトル:■Day6 スペイン、コルドバ慶長プロジェクト
       「中東の絨毯、モザイク、古代建築という様々な文化と、イスラム、カトリック、
       中東の文化の交点を見出しました。慶長年間の400年前を辿りつつ、さらに古い
       歴史の数々に出会うことに驚きを隠せません。」
記事タイトル:■スペイン、コルドバ慶長プロジェクトが現地で記事になりました
       「セビリア市で歴史資料保管をする研究所を訪問し、政宗の書簡を見た時の記事です。
       政宗の海外に残る手紙は、ローマとセビリア、世界に2通しかないとのこと。」
記事タイトル:■Day7 スペイン、コルドバ慶長プロジェクト
       「温かいホストファミリーと先生方に囲まれ、生徒たちは歴史探究から自己発見をしました。
       どこに行っても変わらぬ自分自身と、それを形成する環境を享受しました。」
記事タイトル:■スペイン、コルドバ慶長プロジェクトがコルドバの地元紙で記事になりました
       「この協働プロジェクトは、両校の高校生が、約400年前に日本からスペインに渡った
       慶長使節団の軌跡を辿り、両国の歴史と友好を考えるものです。」
記事タイトル:■Day8 スペイン、コルドバ慶長プロジェクト
       「生徒たちはスペインと日本の歴史を辿りながら親善を深めました。」
記事タイトル:■スペイン、コルドバ慶長プロジェクトがスペインの新聞にまた掲載されました
       「紙面の1面に掲載された写真は、支倉常長一行が泊まった宿の地下にある、古代ローマ帝国時代の遺跡前です。」

                                          以上

(※1. ※3)セビリアは、日本由来の灯ろう流しや桜まつりが毎年行われ、天皇陛下が植樹したことがあります。市庁舎玄関にEU、スペイン、セビリアの旗に並んで日本の国旗が掲げられています。訪れたコルドバの町の第二言語は日本語というスペインでも親日の区域。
(※2)IES Mediana Azaharaはコルドバにある唯一の公立のIB校で、2019年Cambridge English School competitionで本校が最優秀賞を取った際に中川先生がケンブリッジで知り合い関係を継続してきた学校です。