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2026/06/22
【自動車部】中高大連携による教育実践が、学会誌『設計工学』に掲載されました
工学院大学と本校の中高大連携教育に関する解説記事が、公益社団法人 日本設計工学会の学会誌『設計工学』2026年 第61巻 第6号に掲載されました。
掲載されたのは、「工学院大学と附属中高における中高大連携の教育実践 ~エコ競技レースを通した教育の取り組み~」です。
工学院大学の記事によると、本記事は、工学院大学 工学部 機械システム工学科の濱根洋人教授のほか、本校の中野由章校長、島田浩行副校長、光畑和則教諭が、工学院大学と附属中学校・高等学校で進めてきた中高大連携教育についてまとめたものです。
今回取り上げられたのは、本校自動車部が取り組んできたソーラーカーやエコラン競技を題材とした教育実践です。
自動車部の活動は、単にレースに出場することだけを目的としたものではありません。
車体の構造を考えること。
安全性を確保すること。
電気やバッテリーの仕組みに向き合うこと。
走行データを読み取り、次の改善につなげること。
そして、実際の競技で成果を検証すること。
そこには、理科、数学、情報、技術、ものづくりの知識が重なり合っています。部活動という実践の場で、STEAM教育や探究的な学びが具体的な形となって表れている取り組みです。
工学院大学の紹介記事では、中高自動車部が大学ソーラーチームから譲り受けた車両の改修、大学生によるCAD講習、企業技術者による講演授業、大学のものづくり支援センターを活用した加工実習、高校の探究学習と連動した車体形状の改良などが紹介されています。
中高生にとって、工学院大学との連携は「大学の施設を使える」ということだけにとどまりません。
大学教員の専門的な知見に触れること。
大学生とともに考え、手を動かすこと。
ものづくりの現場に近い環境で、設計・製作・改良・検証を重ねること。
その一つひとつが、生徒たちにとって、教室の学びと実社会の課題をつなぐ経験になっています。
また、エコ競技レースには、環境、エネルギー、移動、地域社会など、現代社会が向き合う課題も含まれています。より速く、より長く、より効率よく走るためには、感覚だけでなく、データを読み、仮説を立て、改善を重ねていく姿勢が欠かせません。
こうした経験は、競技結果だけでは測れない学びです。
先輩の知見を受け取り、自分たちの工夫を重ね、大学生や大学教員、本校教員と協働しながら、課題を少しずつ乗り越えていく。その過程の中で、生徒たちは工学的に考える力や、社会と自分の学びを結びつける視点を育んでいます。
今回の掲載は、工学院大学と附属中高自動車部の取り組みが、競技活動にとどまらず、中高大連携による教育実践として専門誌上で紹介されたものです。
これからも自動車部では、エコ競技レースへの挑戦を通して、ものづくりの楽しさ、工学的に考える力、そして社会に向けて発信する力を育てていきます。
