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2024/07/24
法政大学と高大連携協定を締結
工学院大学附属中学校・高等学校(校長:中野 由章、所在地:東京都八王子市)と法政大学(総長:廣瀬克哉、所在地:東京都千代田区)は、7月17日に高大連携事業に関する協定を締結しました。
本校は「挑戦・創造・貢献」を校訓とし、自ら考えて失敗を恐れず積極的に挑戦し、仲間と連携して新しい価値を創造し、人間性豊かな社会の構築へ主体的に貢献することをめざしています。更には、K-STEAMと題し、「グローバル・リベラルアーツと数理情報工学を融合した、工学院らしい先進的教育」を推進しています。法政大学は「理想に向かって主体的かつ能動的に活躍する、自由を生き抜く市民を輩出する大学として、世界における市民教育の拠点となる」というビジョンのもと、「法政大学憲章」に「自由を生き抜く実践知」を掲げ、教育活動を展開しています。
両校ではすでに多摩キャンパスにおいて連携プログラムを実施していますが、今後より一層の交流・連携の推進を図りながらお互いの教育を活性化していきます。
本件のポイント
- 法政大学は、正課教育プログラム・正課外教育プログラムを問わず、「自由を生き抜く実践知」を涵養する各種教育プログラムを工学院大学附属中学校・高等学校の生徒に提供する。
- 工学院大学附属中学校・高等学校が実施する各種プログラムや講座に法政大学の教員を派遣する。
- 工学院大学附属中学校・高等学校は、法政大学の学生を教育実習生として受け入れる。
- 法政大学と工学院大学附属中学校・高等学校は連携事業実施に際し、連絡・調整を行うために連絡会議を設置し、連携事業内容の検証・拡充の検討を行うために定期的にこれを開催する。
これまでの取り組み
◆法政大学が実施する高大連携プログラムへの参加
大学の学びにふれることを目的に法政大学多摩キャンパスで実施している「ゼミ体験会」に、本校の高1生徒がキャリアプロジェクトの一環として参加しました。
「ゼミ体験会」は、ゼミで実際に活動している内容を大学生から直接聞き、考え、実践するプログラムです。2023年度は草ストローの認知度向上をテーマとしているゼミが体験プログラムに参加しました。草ストローは100%自然由来の成分であるため、使用後はごみとして処分せず、堆肥にすることができるという特徴があります。このことから日常利用しているプラスチックストローと環境問題の関係を意識し、SDGsの観点から社会課題の解決策を考えることを目指しています。また、草ストローが生産されているベトナムでは、障がいを持っている方が生産工程に携わっていることからインクルージョンな社会の実現というテーマについても理解を深めています。体験会は大学生が自分たちの活動を説明するだけでなく、認知度向上を実現する動画制作ワークや発表、草ストローを実際に土に還す作業などの体験学習も行いました。
また、法政大学多摩キャンパスで本校向けに特別に実施している「オープンキャンパス体験会」や高校3年生を対象にした「入試制度説明会」など様々なプログラムへの参加を通して連携を深めています。
法政大学と工学院大学附属中学校・高等学校は、社会との繋がりを強く意識することを目的に、教育・研究活動の取り組み内容をそれぞれの学内のみに留まらず、学外にも広く周知しています。
本校は、今後も引き続き、法政大学との高大連携事業の強化・拡充をしていく予定です。