工学院大学附属中学校・高等学校

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2019/07/03

紀先生が中学2、3年生・高校1、2年生に、ブラックホールシャドウに関する講義を実施

6月19日(水)、本学八王子キャンパスにおいて、中高大連携連携講義「人類が初めて目にするM87ブラックホールの姿」が開催され、紀基樹客員研究員(研究推進機構)が附属中学校2・3年生、附属高校1・2年生ハイブリットサイエンスコースの生徒を対象に、講義を行いました。約300名の生徒が参加し、保護者の方々にもご出席いただきました。

紀基樹客員研究員

紀先生は、ブラックホールの撮影に成功した国際研究チームの一員で、4月12日に行われた同国内記者発表会にも、メンバーとして同席していました。同チームでは、観測から得られた画像を物理的に解釈するための理論研究に大きく関わったため、講義では物理の原理に関する説明もありました。

第一部では、今回のブラックホール撮影成功までのプロセスが紹介され、第二部では、今回の写真から分かったブラックホールの正体について話がありました。講義の最後では、撮影に成功しブラックホールの解明に近づいたが、まだまだ宿題は残っており、さらなる解明のために”地球よりも大きな仮想望遠鏡を作る”という一大プロジェクトが始動していることについて、語られました。

高校の物理の授業とは違う、スケールの大きな話に、ちょっと戸惑った表情の生徒も見受けられましたが、宇宙の不思議と魅力がたっぷりの講義に、多くの生徒からは「スケールが大きくて、スゴイ」「授業で習っている数学や物理が研究の場で使われていることがわかり、普段の勉強を頑張ってみようと思った」などの感想が聞かれました。休憩時間には紀先生を囲んで、熱心に質問をしている生徒も見られ、生徒たちの宇宙への関心の高さが伺えました。

休憩時間に紀先生に質問する生徒

工学院大学は、附属中学・高等学校の生徒に、理工系分野を紹介する事を目的に、今回のような中高大連携による講演会を開催しています。昨年度は4回実施し、大学での研究と接するきっかけとなりました。