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2025/05/27
【メディア掲載・YouTube】中野由章校長が語る情報教育の変遷と、これからの学び
本校中野由章校長が、教育系YouTube番組(Edulo jp)に出演し、タイトル“【有識者と考える】中野由章氏と中学新教科「新・技術分野」について雑談【せんせい教えて!】“として、情報教育のこれまでとこれからについて語りました。
番組では、教育の最前線で起きている変化、そして現場が抱える課題にも踏み込みながら、現代の教員に求められる姿勢についても言及しています。
動画概要
■「使う」から「創る」へ——情報教育の大転換
2003年、高校に「情報」科目が導入されてから20年。
かつては「コンピュータをどう活用するか」が中心でしたが、今は「プログラミング」「情報セキュリティ」「生成AI(ChatGPTなど)」といった内容が急速に重視され始めています。
共通テストでの「情報」導入もあり、情報教育は今や全生徒にとって必須のリテラシーへと進化しています。
■技術科が“便利屋”になっていないか?
中野校長は、「情報教育が“技術科”に詰め込まれてきた現状」への違和感を明言しました。
「情報もエネルギーも、まずは技術科へ。あれもこれも“技術でやって”という流れがある。」
こうした状況の中で、技術科の教員は多くの専門領域を抱えながら授業を行っています。
採用数が少なくなる一方で、社会の要請だけは増え続ける——そんな現場の葛藤にも言及しました。
■教員に求められるのは、“共に学ぶ姿勢”
「先生自身が学び続けなければならない時代」
校長のこの言葉が、教育のあり方を象徴しています。
AIのように進化が早い分野では、教員も“専門家”であり続けることが難しい。
それでも、「ピンチの時こそ『面白くなってきたじゃないか』と言える教員でありたい」という言葉には、変化を前向きに受け止める覚悟と、教育への情熱が込められています。
教育現場は今、急速に変化しています。
その中で、子どもたちにどのような学びを届けるべきか。
校長の言葉からは、その問いに真正面から向き合い、実践を通じて未来を切り拓こうとする姿勢が伝わってきます。
これからも本校は、生徒とともに“学びを進化させる”学校であり続けます。
(広報室)
■インタビュー動画はこちら
【中学新教科】「新・技術分野(仮称)」について中野由章氏と雑談【せんせい教えて!!】