工学院大学附属中学校・高等学校

高校21世紀型教育

21世紀の世界は、人と情報の行き来が加速する一方、多くの困難な課題に直面して不安定化し、益々予測不可能になりつつあります。次代を担う若者たちは、そのような時代をよりよく生きるためのマインドセット、行動様式、知の技術を身につける必要があります。「21世紀型教育」は、それに応えるものです。わたしたちはその実践によって、変化を恐れず課題と向き合い、他者との協働で有効な合意(最適解)を見出していく人間の育成をめざしています。

21世紀型教育を実現する特色ある4つのコース

本校は2018年度より4コースからなる新体制をスタートしました。
21世紀のグローバル社会で活躍できる人材を育成するため、特色あるコースで生徒の可能性を最大限引き出す教育を実践していきます。

ハイブリッド
文理先進コース
ハイブリッド
文理コース
ハイブリッド
サイエンスコース
(医歯薬理工)
ハイブリッド
インターナショナル
コース
STEAM※教育を中心とする文理横断的な学びを行い、先取り学習により大学レベルの研究を積極的に取り入れるコースです。 STEAM※教育を中心とする文理横断的な学びの中で基礎をしっかりと身につけ、着実に大学進学を準備するコースです。 大学の実験室や研究室も活用し、大学レベルの実践研究を行う理系のスペシャリストを養成するコースです。 英語イマージョン教育を行い、海外大学や国内の国際系の学部を視野に入れつつ、アントレプレナーシップに富む人材を育成するコース です。

※STEAM:Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、 Art(芸術)、Math(数学)の5分野のことを指し、デザイン思考と連動することにより、横断的に学んでいく教育方法です。

ハイブリッドが意味すること

『ハイブリッド』にはもともと「雑種」や「混成・混合」という意味がありますが、世界のグローバル化の進行は『ハイブリッド化』しているとも言い換えられます。それは多言語・多文化の共生を意味しており、近未来から20年後を見据えてもその重要性は増すばかりです。本校の新コースに『ハイブリッド』と冠しているのは、そのような未来を意識し社会から必要とされる人に育っていくことを願っているからです。


PBL・PIL型アクティブ・ラーニング

自ら考え、変化に立ち向かえる力を養います。

先生が一方的に講義をするだけの授業ではなく、生徒が自ら考え能動的に参加する授業を心がけています。そのために実践しているのが「PBL」「PIL」という形式の授業です。 PBL(Project Based Learning・問題解決型授業)とは具体的な課題を設定し、その解決に向かって取り組む授業です。予測不能な社会で存分に力を発揮するために、自ら考え、的確な判断を生み出せる力、予測できない急激な変化に立ち向かえる力を養います。PIL(Peer Instruction Lecture・対話型授業)は対話を導入した世界標準の授業法です。教師と生徒、生徒同士が議論を重ねながら、課題の解決策を追究していきます。

ICT教育

ICT端末を活用し、プレゼンテーション能力を高めます。

すべての教室に電子黒板とWi-Fiが完備されており、映像や画像をふんだんに使った授業を実践しています。生徒全員がBYODで自分のPCを持ち込み、それを授業で活用していきます。PC等を駆使するプレゼンテーションの経験を重ねることで、さまざまな情報を上手に活用しながら、自らの考えをまとめ効果的に発表する技術を身につけていきます。

Life is Tech!

世界が変わる、最高の体験ができる3日間!

最新IT技術を学ぶことができる魅力的なイベントです。本来は大学等で実施されるプログラムですが、本校の中高生は夏の3日間、学校で参加することができます。プログラミング、アプリ開発、DTMなど自分の好きなコースを選べ、技術力も人間性も兼ね備えたメンターが丁寧に指導してくれるので、初心者でも安心して学ぶことができます。

探究論文

探究し論文を仕上げることで自己の将来についても考えます。

各自が課題を自由に設定し、担当教諭の指導の下、主体的に調査・研究を行い論文を仕上げます。1年2学期からの1年間で探究活動→論文執筆と進み、発表会を実施します。この取り組みは問題把握、情報検索、情報処理、分析、論文作成、プレゼンテーションの貴重な経験となり、また、将来について深く考えるきっかけになります。

科学教室

科学の体験を提供する立場で、プレゼンテーションの腕試しをします。

工学院中高大が合同で開催する夏休みの大イベントで、多くの小中学生が来場します。生徒たちは幾つかのブースを担当し、科学パフォーマンスの練習を重ね、わかりやすい説明を練り、どんな質問にも答える準備をして本番を迎えます。プレゼンテーションやコミュニケーションの腕試しをし、お客さんの反応に学ぶ場となっています。

図書館

情報収集から情報活用、アウトプットまで、総合的な「学び」を支援しています。

図書館というより活気あふれる情報センターで、蔵書は約3万冊。新聞や雑誌、データベース等も幅広く揃えて生徒たちの興味・関心に応え、授業でも大活躍しています。英語の本を集めた「多読ルーム」、赤本や職業関連の本が並ぶ「進路ルーム」も設置しています。Rakuten OverDriveの電子図書館を開設しており、本校生なら自分のPCやスマートフォンでも読書が楽しめるようにしました。とくに読み上げ機能がある洋書は英語学習にも効果が高いと好評です。

Fabスペース

豊かな発想を形にしてみる。ものづくりの試行錯誤ができる自由空間

図書館の2階にあるFABスペースは、3Dプリンター4台、館内で利用できるコンピュータ、貸出用のノートパソコンやiPad等のデジタル機器に加え、大型モニターや可動式ボードなど協働に使える設備を備えたものづくりの場で、生徒たちはここで豊かな発想を実際に形にしてみることができます。外部講師によるプログラミング講座やワークショップも定期開催され、興味のある生徒が自主的に参加して学び、スキルを向上させています。ここで作った作品がFAB 3Dコンテストで優秀賞を受賞したり、日本やアメリカの映像祭でファイナリストに残るといった成果もすでに出ています。

なぜ21世紀型教育が必要なのか?

2020年から大学入試制度が大きく変わります。現行の「大学入試センター試験」 に代わり「大学入学共通テスト」が導入され、知識(暗記)の量ではなく「思考力・判断力・表現力」を評価する試験になります。

なぜ入試制度が変わるのでしょう。これからの予測不能な社会で生きていくために、自ら課題を発見し問題を解決しようとする力が必要だからです。また今後待ち構えている人工知能(AI)の時代には、創造的な思考力も必要と考えられているからです。

本校はそうした時代に対応し、グローバル社会で活躍できる、21 世紀型のスキルを身につけた人材を育てる教育を実践しています。