工学院大学附属中学校・高等学校

中学グローバル教育3.0

国際的コミュニケーションを身につけ、世界に学び、世界と学び、世界で学ぶ。
新しいテクノロジーを「使う人」から「活かす人」になろう。

本校は「21世紀型教育」の先駆けとして、双方向・課題解決型の授業、探究型のリベラルアーツ教育、実践的な国際体験などを推進してきました。そして今、本校はグロ ーバル教育3.0へとアップグレー ドします。

通信技術の進歩により世界中がリアルタイムでつながり、AI·IoTのような新しい技術はすぐに私たちの生活を変えていきます。本校ではそのような革新的な技術を「使う」だけでなく、「作る」、あるいは「活かす」ことで、社会に貢献する人になることを望みます。世界に学び、世界と学ぶ。そのベースとなる国際的なコミュニケーションを身につける。これが、本校が実践するグロ ーバル教育3.0の姿です。

グローバル教育(GE)は新たなステージへ

グローバル教育3.0って何ですか?

多様な知識、多面的な想像力、思考を具現化できる創造性を備え、英語で自分の意思を伝えられる高度な語学力を持ち、豊かな国際経験に基づく国際的コミュニケーション力を身につける教育です。

■ 創造的な思考力を身につけましょう

素晴らしい資料や文献、人と出会っても、基礎知識や理解力がなければ、その内容を吸収することはできません。そして知識は、「ただ知っている」だけでは単なる自己満足に過ぎません。得た知識を論理的に解釈して、「何ができるのか」「何に使えるのか」を考える力が応用力。これが、学校教育のスタートラインです。

工学院のグローバル教育3.0(GE3.0)は、さらに高度な思考力をめざします。与えられた知識を、そのまま受け取るだけではなく、「自分ならどう考えるか」「本当に正しいのか」のように批判的に考え、「自分なりの答え」を導き出し、何らかのカタチで表現できる。創造的な思考力が、これからの社会で求められています。

■ 学問、ビジネスに耐えうる語学力

あなたが世界を舞台に、社会に貢献するためには、語学力が必要になります。特に、英語は世界中のあらゆる分野でベースとなる言語です。

工学院がめざすレベルはCEFR C1相当の英語力。海外で生活するための日常会話に相当するCEFR A2では不十分。どのような分野に進むことになっても、語学でつまずき、可能性を諦めることがないように、中高時代にしっかりとした英語力を身につけておきましょう。

■ グローバルイマージョン/グローバル高大接続

より深く物事を知るための近道は「体験」です。教室の中で机を並べて学んだ知識を持って、大学や研究機関を訪問したり、模擬講義に参加することで、知識も関心も深まります。

工学院は、このような大学との連携や業界との産学連携の分野を促進しています。今はインターネットを介して瞬時に世界とつながることができる時代です。たとえばSkypeを使えば、世界と教室が結ばれます。また、進学先に海外の大学を視野に入れることを推奨しています。将来の道は、海外について考えることで大きく広がります。もちろん、海外進学のアドバイスや情報提供などのサポート体制も整えています。

グローバル教育3.0を実践し、世界に貢献する若者を育成するために、本校では21世紀型教育を独自に進化させてきました。
国際的な視野を持ち、より高い思考力・判断力・表現力を養うためのさまざまな学習プログラムがあります。

PIL Peer Instruction Lecture

対話型授業=PILを取り入れ、生徒一人ひとりに積極的な授業参加を促します。

ある問題に対して一つの正解を求めるだけでなく、講義に対話を導入する授業法です。教員による適切な導きのもと、生徒同士の能動的な対話を促します。
自分の考えを相手に伝える、それに対する意見に耳を傾ける、異なる考え方に興味を持つ、疑問に感じたことを質問する、といった対話を通じて、主体性や協働性を身につけるとともに、授業内容の理解度を深めていきます。

PBL Project Based Learning

問題解決型授業=PBLを通して、未知の課題を克服できる思考力・協働性を養います。

具体的な問題を設定し、その課題は何であるかを考え、解決する能力を養うことを目的とした学習方法です。グループワークを中心とした参加型の授業形式で行うことで、生徒たちは自ら考え、問題解決に向けた能動的な取り組みを見せるようになります。知識の量を増やすだけの受動的な学習では身につけることが難しかった、より深い思考力や協働性を養うことを目指します。

「先に生まれただけの僕」の授業シーンを監修

本校が実施するアクティブラーニングが関係者の目に留まり、英語・数学・日本史・政治経済を担当する4名の先生が日本テレビ系土曜ドラマ「先に生まれただけの僕」における授業シーンの監修を行いました。
ドラマ放送に先立ち、高橋教頭に本校が取り組むアクティブラーニングについてインタビューをしました。

CLIL Content and Language Integrated Learning

オールイングリッシュで対話型&問題解決型授業を行います。

CLILとはContent and Language Integrated Learning(内容言語統合型学習)の略語で、他の教科と連動し、PIL(対話型授業)、PBL(問題解決型授業)の型式でオールイングリッシュで行う学習方法です。さまざまな社会の問題等を英語で読んだ後、その解決策をグループで議論し、プレゼンテーションを行ったり、実際に行動したりすることで、インプット→アウトプットの流れの中で英語を身につけます。

CEFR Common European Framework of Reference for Languages

グローバル社会で共生・共創するための英語運用力を身につけます。

CEFRとは、Common European Framework of Reference for Languagesの略で、「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠」とされ、外国語の運用能力を同一の基準で測ることができる国際標準です。本校ではC1レベル(英検1級相当)の習得を目指しています。

週6時間の授業時間

Foreign Service Instituteの調べによると外国語を習得するには2000時間が必要だと言われています。しかし中学校の標準授業数(週3時間)では3年間で267時間しか学習できません。そこで本校では英語の授業を週6時間行います。これにより中学3年間でおよそ525時間、高校卒業までには1000時間を超える時間を確保しています。ハイブリッドインターナショナルクラスでは数学と理科も英語によるイマージョン授業を行っていますので、3年間で875時間確保しています。

ICT Information and Communication Technology

学びのあらゆる場面でICTツールを活用し現代社会に必要なリテラシーを養います。

学習をより効率的に行うため、また今の時代に必須な情報リテラシーを養うため、ICTを活用した学習環境を整備しています。中学入学時に生徒全員へiPadを貸与し、教室には電子ボードとWi-Fiを完備。各種アプリやITツールも活用し、楽しみながら主体的・協働的に学習を進めることができます。

Office365 ビジネスツールとして広く活用されているOffice365を授業に取り入れています。クラスの意見を即時に集約し表示できる「Forms」等、タブレットや電子ボードと連動させて学びを効率化しています。
Edmodo 教員と生徒を繋ぐ、学校教育に特化したSNSです。連絡事項の確認や、教員からは教材や課題を配信でき、生徒からは課題の提出や質問が行えます。管理は教員が行うので安全です。
ロイロノート 授業中の思考のまとめと共有をサポートする教育アプリです。生徒がタブレットに入力した内容を瞬時に電子ボードへ一覧表示ができ、またプレゼンにも使用できるので双方向型授業において非常に有効です。
iMovie・Sway 動画編集ソフト「iMovie」やプレゼンテーションツール「Sway」等を利用して、学習を通して得た成果や思考のアウトプットを行います。操作の簡単なものから始め、創造性とITリテラシーを身につけていきます。

思考コード

工学院独自の評価基準で学びの到達度を測定し、より高度な思考レベルへ導きます。

知識の深さ(Knowledge, Application, Connection)を横軸に、思考の深さ(Learning, Critical Thinking, Design & Action)を縦軸に置き、A1~C3の9つのマスで表した工学院独自のルーブリックです。知識を学ぶ基礎的な段階(A1)から、他分野に応用しながら新たなものを生み出し、シェアする高度な段階(C3)まで、学習の到達度を評価できる仕組みとなっています。