工学院大学附属中学校・高等学校

中学英語教育の特徴

CEFRのC1英語を目指します

CEFR(Common European Framework of Reference for Languages:ヨーロッパ言語共通参照枠)は、言語の枠や国境を越えて、異なる試験を相互に比較することが出来る国際標準です。欧州評議会によって20年以上にわたる研究と実証実験の末に開発され、2001年に公開されました。現在では38言語で参照枠が提供されています。またCEFRは言語資格を承認する根拠にもなるため、国境や言語の枠を越えて、教育や就労の流動性を促進することにも役立っています。
CEFRは外国語の熟達度をA1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階に分けて説明しています。CEFRの等級は、その言語を使って「具体的に何ができるか」という形で言語力を表す「can-do descriptor」を用いて分かりやすく示しています。
このCEFRの能力別熟達度をみると、グローバル社会で世界中の人々と対等にコミュニケーションをとるにはB2~C2レベルの英語力が必要なことがわかります。C1レベルの英語力とは例えば英検で言えば1級です。

週6時間の授業時間を確保

Foreign Service Instituteの調べによると外国語を習得するには2000時間が必要だと言われています。しかし中学校の標準授業数(週3時間)では3年間で267時間しか学習できません。そこで本校では英語の授業を週6時間行います。これにより中学3年間でおよそ525時間、高校卒業までには1000時間を超える時間を確保しています。それでもまだ2000時間には及びませんが、普段の学校生活でもネイティブの先生と接したり、海外研修を行ったりすることで、生徒が英語に触れる機会を最大限確保します。
ハイブリッドインターナショナルクラスでは数学と理科も英語によるイマージョン授業を行っていますので、3年間で875時間確保しています。

native&日本人によるTeam Teaching

本校では専任、講師、ALT合わせて10人の native speaker(専任は日本の教員免許を取得)が指導に当たっています。中学では週6時間のうち4時間をnativeと日本人によるTeam Teachingで授業が行われます。
nativeの先生方は何よりも生徒とのコミュニケーションを重視。普段からnativeの先生たちと接することで、生徒たちは自然とListening力やSpeaking力が鍛えられます。また日頃から日記など「書く」取り組みも行っており、中1が終わる頃には何行にも渡る文を書くWriting力を身につけます。
ハイブリッドインターナショナルクラスはすべての授業をTeam Teachingで行っており、学年の枠を超えCEFRのグレード別にクラスを構成します。

CLILを取り入れたオールイングリッシュの授業を実践

授業はPBL(課題解決型授業)、PIL(対話型授業)といったアクティブラーニングの形態で、オールイングリッシュで行われます。PBLとはプロジェクトを授業で実施することで、CLIL(内容言語統合型学習)とも呼ばれています。例えば教科書の話題と宿泊研修などの学校行事を関連付けたプロジェクトを行っています。各人の持つiPadを活用した調査や発表、グループ活動を通して、生徒は実際に英語を使いながら習得します。
ホワイトボードの前に生徒が立ち、みんなの意見をまとめながら議論を進めていく。これは本校ではごく普通の授業の一コマです。生徒が中心になって議論する、学習者中心の授業を実施しています。

Cambridge English スクール(2017年4月1日認定)

本校は日本初の「Cambridge English School」に認定されました。世界中で使われているケンブリッジ大学出版の Uncover というオーセンティックな教材を採用しています。身近な話題から社会問題までTopicが多彩で、4技能をバランスよく習得できる構成です。国際的な基準 CEFR に完全準拠したケンブリッジ大学英語検定も行っており、「Reading」「Writing」 「Listening」「Speaking」のレベルチェックに活用しています。
今年度からはOne-Drive電子図書館(e-library)のシステムも導入。各自のiPadで本を借りることができます。洋書が充実しているのでReading力の向上がより一層期待できます。

各種検定、資格試験を積極的に受験します

英検とケンブリッジ英検を本校で実施しています。英検は中学修了時に準2級の全員取得を目標としています。実際には中学3年生で半数以上の生徒が2級の合格を目指しており、C1レベル(1級)に到達した生徒もいます。
ケンブリッジ英検におけるCEFRの到達状況から、本校の生徒はSpeakingの到達度が高いことがうかがえます。本校がプロジェクト活動を中心とした授業を実践していることで、本校の生徒たちは自己肯定感を持ちながら、物怖じすることなく英語をアウトプットすることに慣れており、世界標準に合致した技能を習得できていることがうかがえます。